ドクターブログ
Doctor's Blog

PROFILE
兼子 泰行
福島県出身
風間皮膚科医院・
田中皮膚科医院 理事長
新潟大学医学部卒業
医学博士
元新潟大学皮膚科 助手
風間  隆
新潟市出身
風間皮膚科医院 院長
新潟大学医学部卒業
医学博士
元新潟大学医学部講師
田中 正明
新潟市出身
田中皮膚科医院 院長
新潟大学医学部卒業
医学博士
元新潟大学皮膚科 助手
2011/9/6
エッセーNo.2

枝豆の薄皮


 「自分とこで作ってるのに、それは酷らて」患者さんは顔をしかめながら悲鳴を上げた。そのとき初めて患者さんの職業を知った。皮膚科では夏が来院数が最も多い時期で、毎日診療が終わるころにはヘトヘトなっている。腹回りのサイズは気になるものの、帰ってからの楽しみは枝豆とビールである。それなのに枝豆農家のこの患者さんに、それを制限するよう指導したのだ。

 現在の医院に引っ越す前は黒崎に近かったため、生産農家の方もときどき来院されていたようである。ある夏の日、全身に痒みの強い湿疹病変を主訴にこの患者さんが来院された。毎年夏になると丘疹・水疱が全身に現れるため、「あせも」と思っていたという。毎日枝豆を大量に食べているという。「例のあれ」かな?と考え、枝豆を二週間制限するよう指導した。もしそれであれば、枝豆制限で長年の「あせも」から解放されるかもしれない。

 例のあれとは「全身型金属アレルギー」のことである。痒みの強い丘疹や水疱を主症状とし、皮疹が掌蹠だけの場合と全身に広く現れる場合がある。夏に症状が強くなることが多く、汗との関わりも指摘されている。食餌、歯科金属、タバコの煙などに含まれるNi、Cr、Co などの金属がアレルゲンとなり生じる。先の患者さんは、問診上枝豆以外にこれらの金属を多く含んだ食品は接種していなかった。大豆は通常きびしく制限しないのだが、枝豆となると毎日大量に食べることが多いので、この疾患の原因になる可能性がある。

 二週間後の再受診。残念ながら枝豆制限とステロイドの外用治療で「あせも」は見事に改善し、その後摂取により再燃した。患者さんも診断に納得した。枝豆は量を控えめにし、これらの金属が比較的多く含まれる薄皮をとって食べるよう指導した。

 ビールを飲みながら枝豆を食べていると、そういった患者さんのことを思い出すことがある。申し訳ないような気になって枝豆の薄皮を舌先で取り除いて食べてみた。食感も味もイマイチであった。


新潟市医師会報 平成22年10月号「月灯虫音」から

風間
エッセーNo.2
2011/5/24
エッセーNo.1

治療の動機


アトピー性皮膚炎の女子高生が数ヶ月ぶりに受診した。額とまぶたに、未だに居座っている赤黒い皮膚炎がすぐ見て取れた。

 椅子に座るなり、「ニキビをなんとかしてください!」

「おいおい、そっちの方ですか。皮膚炎が全然よくなっていないんだけどなぁ」と心の中でつぶやいた。

 確かに数個のかわいらしい赤ニキビがある。とっくに皮膚炎の外用薬がなくなっていたはずであるが、ニキビのためにようやく受診する気になったようだ。ニキビの指導のときは真剣に聴いていたのに、アトピー性皮膚炎になると眠そうな表情。私も患者も「また、同じ話か」なのである。

 時間をかけて何度も繰り返し指導しても、アトピー性皮膚炎の患者さんはこちらの期待通りに治療してくれないことが多い。物心ついたころから、程度の差はあるが、全身が皮疹で覆われる。それに見慣れているため、健康な皮膚とはどんなものなのかわからない。皮膚炎が残っているのに気づかず、治療が不十分なのに中断してしまうのだ。そのため、軽症の皮膚炎は「自己抗原」のように無視され、患者さんと共存する。それに対し、お年頃になって初めて現れるニキビは「突然襲ってきた外来抗原」と感じられ、患者さんからは強く意識される。

 2009年からニキビの標準治療薬としてアダパレンが使用されるようになった。優れた外用薬であるが、刺激症状がでやすいので皮膚炎があると使用できない。アトピーの患者さんにもニキビ治療の希望があれば積極的に使用するようにしているが、皮膚炎がしっかりコントロールされていることが必要である。

 この女子高生も「ニキビ治療のため」に皮膚炎の治療を指示通りに行ってくれるようになった。その甲斐あってどちらの皮疹も著しく改善した。私の方がうれしくなり「あの皮膚炎がこんなによくなったね」と笑顔をみせた。が、反応なし。ついでのつもりの「ニキビもよくなったじゃない」の言葉には口元を弛めてうなずいた。


新潟市医師会報 平成23年4月号 「随筆 陽春薫風」から


 

風間
エッセーNo.1
2011/4/21
原発は必要か?

 地球温暖化が二酸化炭素の増加により生じているのだと信じていたころは、原発はしかたないと思っていました。たまたま昨年、新潟市医師会の会誌に最近読んだ本の紹介をするように依頼があり、その時に読んだのが「二酸化炭素温暖化説の崩壊」広瀬 隆 著でした。これを読んでから原発の必要性に疑問を持ち、今回の大事故によりその考えが強くなりました。


 往復20分ほどの距離ではあるが、健康のために、ほぼ毎日徒歩で通勤している。平成22年の夏はとにかく暑く、やめようかと何度も思った。テレビや新聞では、連日のように各地の記録的な猛暑と熱中症搬送者数を報じていた。その1ヶ月ほど前にはゲリラ雷雨と土石流で多大の被害があったばかりであった。こういった現象は地球温暖化の兆候が鮮明になってきたことの表れかと心配になった。COP15関連の報道で日本の企業や市民がCO2削減の努力をしているのに、CO2排出大国である中国やアメリカが削減に消極的であることを知り、腹立たしく思った。何事も悲観的に考えてしまう私は、人類滅亡のシナリオまで妄想してしまった。某放送局で盛んに訴えていた「明日のエコでは遅すぎる」という言葉がとても説得力のあるものに思えた。微力ながら我が家もCO2削減に少しでも役立つようにと、数年前に深夜電力を利用したエコキュートを導入していた。さらに10月からは太陽光発電パネルを設置し、家の外壁には遮熱塗装を施した。しかし、この本(「二酸化炭素温暖化説の崩壊」広瀬 隆著)を読んで地球温暖化に対する考えが変わった。

 前半では、地球が温暖化しているという報告の信憑性、地球の気温を決定する因子などについて書かれており、その中でCO2上昇が温暖化の原因にはなり得ないとはっきり述べられている。地球の気温上昇は1800年頃から始まっているのは事実であるが、それは「気候変動に関する政府間パネル」IPCC(Intergovernmental Panel on Climate Change)が言うようなCO2 上昇のためではないというのである。さらに、地球の平均気温は2000年頃からむしろ低下傾向にあり、寒冷化を心配する研究者さえ存在するようである。また、地球温暖化に伴って起こる現象とされている、海水面上昇、山火事の件数、ハリケーンや台風の数や規模は、実際にはあまり変化していないというのである。これらの事実を裏付けるデータが多数のグラフで示されている。これが事実であれば、私が生きている間に私の「恐怖のシナリオ」の妄想が現実のものなることはないだろう。地球の気温の変化には、ミランコビッチ・サイクル、太陽活動、黒点の増減、宇宙線、地磁気、その他いくつもの要因が複雑に絡んでいる。それらを解析して地球気温の今後の変化を予想することは、現在の科学力では不可能で、どうなるかは分からないということのようだ。

 IPCCはCO2削減において指導的立場にある組織であるが、著者は繰り返しこの組織を非難している。その業績によりノーベル平和賞をも受賞した、このIPCCとはどういう組織なのか。著者によれば「そこに参加している研究者はボアランティであり、学術研究連合や国際学会とは性格が全く異なる。また、独自の調査研究は実施せず、既存の研究成果に基づいて合意を形成し、報告書を作成したということになっている。政策立案者向けに作成された報告書にすぎず、学術論文のような厳密な審査を経たものではない。」「その正体はいかがわしいもの」というのである。おそらく私も含めほとんどのひとびとは、CO2による地球温暖化は、関連する学術団体の権威といわれる研究者が証明したゆるぎない真実であると信じていたのであろうが、事実は違っていたのである。

IPCCの上層部が絡んだクライメートゲート事件と呼ばれる気温データ捏造事件には驚いた。IPCCが発表した過去1000年間の地球気温の変化のグラフで、その形から「ホッケー・スティック」と呼ばれるものがある。CO2温暖化説の最も重要な根拠であるとされていたこのデータが、まったくのデタラメの捏造だったのである。その事実は、それに関わった研究者間でやりとりしたメールが流出したことで、2009年に明るみに出た。欧米諸国ではマスコミにより大々的に取り上げられたが、日本ではほとんど取り上げられなかった。どうしてこれが報道されないのか。我が国のマスメディアの報道に偏りがあるとの多くの指摘があるが、明らかにこれはそういった例のひとつであろう。これだけのスキャンダルが発覚し諸外国では大騒動になったのに、当時の鳩山首相はCOP15でCO2の大幅な削減目標を掲げ、物笑いの種になったということらしい。無能な政治指導者、相手の揚げ足取りが本職かと思いたくなるようなレベルが低い政治、元気のない経済など、日本の将来はほんとうに大丈夫なのかと、地球温暖化よりもこちらの方が心配になってしまう。

さらに驚いたのは、「IPCC議長は温室ガス排出権取引で莫大な利益を得ている銀行の顧問を務めているだけでなく、この取引で多国籍企業とエネルギー業界が生み出す資金を、議長自身が理事長・所長を務める「エネルギー資源研究所」に振り込ませていた」というのである。マスコミの記事や番組により地球温暖化の恐怖心を植え付けられ、さらにマスコミの「地球にやさしい」などの言葉で愛国心ならぬ愛地球心をくすぐられ、結果として私たちはこういった企業の金儲けの手助けしているだけなのかもしれない。そういえば某放送局の「明日のエコでは遅すぎる」という言葉を、最近きかなくなったような気がする。

後半はヒートアイランド現象、CO2への誤解により起こっている自然・環境破壊、そしてより効率の良い発電システムについて述べられている。

ヒートアイランド現象はマスメディアでも取り上げられる機会が多い。この大都市型過熱現象は局地的な過熱現象であり地球温暖化とは区別して考えなくてはならない。このヒートアイランド現象の最大の原因はエアコンの室外機や自動車からの膨大な排熱である。日本やアメリカのデータによれば、都市部では気温は直線的に上昇しているのに対し、人口が少ない地域では気温の変化がないようだ。昔から続けて気象データを取っている場所はどうしても現在では都市やその近郊になっているところが多い。ヒートアイランド現象により生じた多くの都市の気温上昇を拾っていることも地球の平均気温が上昇しているというデータを生む要因であるとも述べている。

日本ではCO2を出さないということで原子力発電が推進されているが、エネルギー効率がよくない。従来型火力発電で45%、アメリカ・ヨーロッパでは主流であるコンバインドサイクルで60%、PEM型家庭用燃料電池(エネファーム)で最大80%であるのに対し、原子力発電では30%である。エネルギー効率が良いほど排熱が少なくなる。原子力発電では発電量の2倍の熱量を海に捨てなければならないことになる。原発施設は主要消費地である都市から離れているので、都市のヒートアイランド現象にはかかわらないが、遠隔地への送電による電力ロスで効率がさらに悪くなる。さらに、大量の温排水によって原発施設付近の海水温が上昇し環境破壊の原因になる。また、放射性廃棄物処理も大きな問題である。原発施設の建築費はというと、同程度の発電能力を持つコンバインドサイクル施設の4倍もかかる。こんなものを世界にも売り出そうとする日本の政治家を強く非難している。

我が家も使っているエコキュートのことも述べられている。電力需要には、日中に非常に高くなり、深夜には低くなるという日内変動がある。安全性の面からも原子力発電では発電量を一定に保つ必要があり、この日内変動に対応できない。どうしても深夜に余ってしまう電力を使ってもらう必要がある。苦肉の策が、価格を大幅に下げることで深夜電力を使ってもらうことである。そのひとつがエコキュートで、この余っている電力で深夜にお湯を沸かす装置なのである。

我が家でも、エコキュートを導入してからの光熱費はかなり減少して家内が喜んでいる。10月に太陽光発電パネルを導入した際、電力消費量をみることができるモニターも設置がされた。どれだけ発電されたか毎日見るのが楽しみであり、日課になった。驚いたのは、深夜の電力使用量の多いことである。我が家の場合、お湯は風呂と食器洗浄機に利用する程度である。さらに、驚いたことに旅行で1週間家を空けていたときにも、保温のためなのか、深夜電力使用量はかなりなものであった。光熱費が安くなったのはよいが、お湯は必要なときに沸かして利用するシステム方が、エネルギーの無駄がなくてよいのではないかという疑問がわいた。ある調査によれば、エコキュートは、実際に使用している家庭の9割近くが省エネ設定にしていないため、従来型のガス給湯器と比べると省エネ効果がないか、むしろエネルギー消費量が増やしているらしい。著者は家庭用としてもエネファームを推奨しているが、価格の問題が大きく、さらに現時点では新潟では利用不可能らしい。著者の言い分だけを読んでいると、原子力発電は他の発電システムと比べるとあまりに欠点だらけなので、ほんとうかどうか原子力発電を擁護する側の書籍も読みたくなるほどである。

CO2が地球温暖化の原因であるという間違いがもたらす弊害も述べられている。砂漠化、サンゴの白化現象、動植物の減少などもCO2増加や温暖化が原因であると誤解され、その結果として真の原因の究明と解決を怠ることになり、これらの自然・環境破壊が進んでしまう問題を指摘している。バイオ燃料の原料となる作物の生産のために、熱帯雨林や樹木を伐採することは甚大な自然破壊である。また、トウモロコシなどの食料をバイオ燃料生産に利用し、食糧価格上昇という大問題の原因となっているのは周知の事実である。

この本では、特定の企業や人物を実名で非難しているため、読んでいてあまり気持ちがよくない部分がある。また、表現にもあまり好きになれない部分もある。しかし、著者がいうように、私たちは企業のコマーシャル、インターネットの特定サイト上の記述、不勉強なマスメディアの報道を鵜呑みにして、「炭酸ガス教」に踊らされているのかもしれない。


平成22年度新潟市医師会報「マイライブラリ」から


 

風間
原発は必要か?
2011/4/16
看板とタウンページ

試しに医院の看板を全部止めてみました。ついでにタウンページの広告も止めてみました。日韓共催サッカーワールドカップの頃から街の美観を損ねるということで、看板の規制が厳しくなり、少しずつ看板を減らしてきたのですが、ついにこの3月最後の看板がなくなりました。昨年院内の初診の患者さんを対象に行ったアンケートで、タウンページを見て来院した方は僅かでしたし、わたしの自宅の固定電話回線がKDDIなのでタウンページが配達されないこともあって、見る機会が極端に減りました。それでこれも試しに止めてみることにしました。社会実験ならぬ院内実験をしてみて、患者さんが激減したら再考しなければ。

理事長

2011/2/3
患者さんへの説明

久しぶりにブログを載せます。昨年の新潟市医師会報に載せたものです。大雪で大変なのに、季節にあっていない内容ですがお許しください。


 皮膚科の夏は大忙しである。平成22年は記録的な猛暑であったこともあり、多量の発汗で悪化したアトピー性皮膚炎や「あせも」の患者さんがいつもの夏より多かったように思う。毎年のように蚊、ブヨ、チャドクガによる皮膚障害や伝染性膿痂疹も夏に急増する。患者さんへの疾患の説明や看護師への指示などで会話量が多くなる。元々喉が弱いので、しょっちゅう声を嗄らしてしまう。

 夏は軟膏処置が増えるため看護師にもたいへんな季節である。例えば伝染性膿痂疹では病変が全身あちこちに多数「とびひ」していることもめずらしくない。もちろん有効な抗生物質の内服は必須であるが、適切な軟膏処置は早く治癒させるには重要である。そのために、看護師は処置をみせながら保護者に丁寧に軟膏治療について説明する。ときにはひとりに数十分かかることもある。しかし、家事、育児や仕事に加え、そのような軟膏治療を少なくとも数日間は続けなければならない保護者が一番たいへんだろう。

 接触皮膚炎も気温が高い時期に多い。金属が原因の場合は金属製品が接触している部分に皮疹が生じるので、患者さんは容易にその診断に納得する。植物が原因の場合は抗原が器物、手指など介して気づかないうちに身体各所に付着するため、広範囲に皮疹が出現する。そのように説明しても、「ここに直接触れてないのだから、植物が原因というのは納得できない。」という患者さんもいる。そのようなとき、パワーポイントを利用している。手作りのイラストと解りやすい説明をいれたファイルを、アニメーションと自動スライドショー機能を使って紙芝居のように見てもらっているが、原因と再発予防法を理解してもらうのに一定の効果をあげている。他にも数種類の疾患についてファイルが用意してあり、医院では「ビデオ」と呼んでいる。これにより、説明する量が減って喉が疲労しにくくなることも期待している。

 「ビデオ」について以前アンケートをとったことがある。よい評価がほとんどで、医師の口頭の説明よりも分かりやすいとする意見も多かった。しかし、患者さんからは、「ビデオ」はよくわかって結構だが、医師と顔を合わせながらの説明もして欲しいという意見を多くいただいた。やはり、夏は声を嗄らしながら汗だくになって診療するしか方法はないようだ。


平成22年新潟市医師会報 「あとがき」から

風間 隆
患者さんへの説明
患者さんへの説明
2009/2/19
風間皮膚科医院の移転

昨年の夏から具体的な設計の話が始り、ようやく実際の形となって目の前に現れてきました。自宅を含めて建築物を建ててもらったのは何度かありましたが、自宅や職場から離れていたため、建築現場をちょくちょく訪れることができるのは今回が初めてです。今日も、久々の新潟の冬らしい積雪があったので心配になったという理由をつけて、夕方帰宅途中に立ち寄りました。基礎のコンクリートが概ね出来上がっており、図面上のみの2次元の医院が、いよいよ実際のスケールで姿を現し始めたところです。まだまだ、内装のことなど、これから詰めることもあって忙しく、気が抜けません。今度造るときはこうしよう、ああしようといろいろ考えたことを盛り込んで、さらに専門家の方々の力を借りて、思い描いた医院がどんな風に出来上がってくるのか、楽しみではあります。オープン前に内覧会もする予定です。ちょっと興味のある方は是非おいでください。


 

兼子

2008/3/4
湯たんぽのやけど
この冬、湯たんぽによる低温熱傷が多くなった印象があります。湯たんぽを使い始めた人が多くなったのかも知れませんが、低温熱傷に関する知識を持って、十分に注意してください。低温熱傷というのは、少しの時間触れただけでは、ほんのりと暖かく気持ちのいい温度なのに、長時間の接触で皮膚組織の蛋白質が熱変性を起こして、皮膚がゆっくり死んでしまうやけどです。痛みもないか、軽微で、受傷直後はみためも赤みと水ぶくれが少し程度なので、数日気が付かないでいることもあるほどです。ところが、1週間〜2週間と経つうちに、皮膚が死んでいき、白くなったり、黒くなったり、硬くこわばってきて、正常な皮膚と次第にかけ離れた様相を呈してきます。深くまで熱変性が及んでいることが多く、治癒には1〜2ヶ月、あるいはそれ以上かかることも、稀ではありません。予防が一番大切ですから、湯たんぽを使うときは、ぶ厚い布で二重、三重、四重にくるんでください。できれば、使わないのが確実です。
兼子

2007/9/22
今年の夏のびっくり

雪が異様に少なかった冬の後、9月になっても異様に暑い日が続き、いまだに夏の様。地球は大丈夫なんだろうか。今年の夏、私の身辺に起こった異様な出来事。皮膚科医師になって20数年が経ちますが、これまで蜂アレルギーなんて数例しか経験したことがないのに、なんと一日に4人も来院したのでした。幸いというか当然というか、皮膚科開業医に自力で来院された患者さんですから、激しい全身症状の方はなく、皆さん軽症から中等症の蕁麻疹の方でした。二人目までは「こういうこともあるんだなぁ」なんて余裕でしたが、三人目のときはギョッ。四人目のときは背筋に冷たいものを感じました。その日の診療後はいつになく安全運転で家路につきました。後日、血液検査ではうち3人の方が蜂アレルギー陽性と判明し、うち一人は以前の蜂刺されの時に息苦しさなども経験したことがあるので、相談の上、携帯用の緊急注射器セットを購入してもらいました。

兼子

2007/8/27
バーベキュー大会
7月28日(土)、我が町内会では恒例となったバーベキュー大会が開催されました。

18年前に新居を建てたとき、自宅前の道路が袋小路になっていて我が家以外ほとんど通行することがなかったため、この道路を利用して会場を設営して、毎年7月の第4土曜日に行なっています。たまたま町内の構成メンバーに同じような年齢の子供のいる同世代の家庭が何軒かあり、月1回の下水掃除の際に子供たちを含め、みんなで楽しめることを何かしようという話がでて、これもたまたま新潟市内の一流ホテルの料理人が町内のメンバーにいたため、彼を中心として7人の実行委員会が自然発生的に形成され、十数軒の町内の大部分が参加して毎年行なっています。例年梅雨明け直後開催のためか、不思議と昨年まで一回も雨にたたられませんでした。今年は当日朝の天気予報でも午後から雨で屋外での開催が危ぶまれました。多少の雨ならば屋外でできるようにと、ブルーシートを張って会場に屋根を作り準備していましたが、幸いにして予想ははずれ、例年のごとく晴天の下に開催できました。開始当初のメニューは焼肉中心でしたが、年々グレードアップして、今年は牛肉はもちろんのこと、うなぎの蒲焼、鯨汁、イカ、ホタテ、サザエなどのシーフード、焼きとうもろこしなどに,各家庭の菜園でとれたトマト、キュウリ、ナス、スイカなどが食卓をにぎわせました。今年は中越沖地震の影響で、主要幹事である県庁職員2名が参加できず、準備など大変でしたが、例年はお客様になっていた奥様連が協力してくれてなんとか乗りきることができました。開始当初は三十代だった実行委員会のメンバーもほとんどが五十を越え体力的にあやしくなり、子供たちも就職、大学進学などでなかなか参加できなくなってきていますが、一方で遠く岡山からのお孫さんの参加も得られるようになっています。長老からはあと30年幹事をやるように言われていますが、これは無理としてもせっかく今まで継続してきた楽しい年中行事ですので、幹事一同健康に留意し可能な限り、続けていきたいと思っています。
田中

2007/7/8
アタマジラミ
 当院のある阿賀野市周辺では、今年初旬より頭虱(アタマジラミ)が流行しています。最初はある保育園で集団発生し、一時落ち着いていたのですが6月に入って小学生などにも拡大してきています。シラミは一生を通じてヒトに寄生し、幼虫、成虫とも吸血して激しい痒みを引き起こしますが、感染初期の虫体数が少数の場合には無症状で気がつかないことも多いようです。日本で見られるシラミは体を覆う衣類に寄生するコロモジラミ、頭部に寄生するアタマジラミ、主として陰毛に寄生するケジラミの3種類で、戦後の衛生状態の悪い頃は多発していましたがDDTなどの駆除剤の使用などにより、1985年までは減少傾向にあり、あまり問題にされなくなりました。しかし1986年以降は徐々に増加しているようで、その原因としてはパウダー駆除剤が使用できなくなったこと、海外旅行が増え、国外から持ち帰られる機会が多くなったこと、保育園などの集団生活により子供の感染機会が増えたこと、子供が自分で洗髪するようになり、きちんと洗えていないことなどが考えられています。シラミの形態はアタマジラミとコロモジラミは細長く、体長雌2〜4mm、雄2〜3mmで類似しています。卵は約0.5mm、ケジラミの雌は約1.2mm、雄で約1mmでかにを連想させるような形をしていて、いずれも肉眼でも見える大きさです。感染経路はアタマジラミでは頭部と頭部の直接的な接触や保育園などでお昼寝など共有する布団などを介して、コロモジラミでは体の接触や衣類を介して、ケジラミでは主として性行為が関係します。現在は主にアタマジラミが時として保育園、学校などで集団発生して問題になっています。

 予防法としてはアタマジラミの流行時には毎日シャンプーするなど清潔にしておく、成虫、卵の有無をマメにチェックする、髪の毛は短めにする、プールでタオルなどを貸し借りしないなどが考えられます。 

 感染した場合には洗髪した後、専用の櫛ですいて卵を除去する、卵のついた髪を一本ずつ切る、タオル、枕カバー、シーツなどの共有は避けて、こまめに取り替える。ふとん乾燥機や60℃の熱湯5分で処理した後に洗濯し、その後アイロン仕上げをするなどが大切ですが、殆どの例でフェノトリン製剤(スミスリンパウダー、スミスリンシャンプー)の使用が必要です。(男の子の場合は坊主頭にすれば治癒します。)

 アタマジラミには主にシャンプーが入浴時に使用され、5分待ってから洗い流します。これを3日毎に4回繰り返します。家族内、保育園などで多発している場合は全員が同時に治療することが大切と思います。

 戦後の衛生状態の悪い時代にはシラミは不潔の代名詞のように言われ嫌われましたが、現在のアタマジラミ必ずしも不潔な環境になくとも感染します。きちんと治療すれば約10日間で治癒しますので、あまり深刻に考える必要は無いと思います。

 結核もそうですが、最近では麻疹(ハシカ)が流行したように、一時患者数が減少してあまり重要視されなくなった病気がここにきて反撃にでている感じがします。今後とも注意が必要と思われます。
田中

2007/5/23
軟膏治療の重要性

 当医院では、医師の診察の後、看護師が医師の説明の補足や具体的な「塗り薬のぬりかた」について丁寧に説明する方針をとっております。


@患者さんが自宅で「塗り薬をぬる」軟膏治療を行う上で治療効果が上がりやすいように、治療の目的や意義、具体的方法について理解してもらうため。


A患者さんと看護師がコミュニケーションをとることによって、患者さんの緊張を解き、患者さんの日常生活の問題点の抽出や、その生活に即したより具体的な治療方法の提案をおこなうため。


ほかの医院で処方された塗り薬では治らないといって来院する患者さんの中には、自宅での軟膏治療が上手にできていないために治らないと思われる方もいらっしゃいます。そんなとき、軟膏治療の意義と方法をよく説明して納得していただけた場合は、あえて手持ちの軟膏で治療していただくこともあります。次回受診時、きれいになっていると、患者さんはもう一度、「どういうことでしょうか。やはり塗り方が間違っていたのでしょうか」と念を押して聞いてきます。「そうなんですよ」とやはり念を押します。


軟膏治療はある意味大変難しく、わずらわしい治療法です。内服薬のように飲んでしまえばいいとはいきません。同じ病気、同じ軟膏でも皮疹の重症度によっては違うぬりかたさえ要求することがあります。日々変化する皮膚病の変化に対応できるように、治療法の意味するところなどを説明したりしますが、患者さんによってはいっぱい説明されるとかえって混乱し、面倒になって治療意欲を失ってしまう人もいますので、なるべく簡潔に説明する努力はしています。しかし、一度に処方する外用剤は2〜3種類は普通で、多いときは7〜8種類に及ぶこともまれではありません。それを覚える患者さんも大変ですが、がんばっていただかなければなりません。それを助けてくれるのが看護師です。


当院の看護師は患者さんに優しく接し、わかりやすく治療法を教えてくれるので評判がいいようです。当院の看護師のレベルは極めて高い医院だとひそかに信じています。

兼子

2007/4/7
はじめまして

初めまして。4月から、風間隆先生と一緒に、風間皮膚科医院の土曜日午前の診療を担当することになりました、山本洋子です。東京都八王子市で育ち、親元をはなれ、新潟大学医学部に入学。卒業後は、新潟大学医学部皮膚科学教室に入局しました。大学病院研修医1年目の皮膚科臨床の指導医が兼子先生、大学院での皮膚科基礎研究の指導医が風間先生であり、この度、医院のお手伝いをすることとなりました。大学院卒業後、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医を取得し、新潟大学皮膚科で接触皮膚炎外来を担当。長岡赤十字病院、長岡中央総合病院などで診療に従事してまいりました。地域の皆様のお役に立てますよう、努力したいと思いますので、よろしくお願い致します。

                                        

山本洋子

2007/3/9
4月からの新体制

昨日は久しぶりの積雪で北国の冬を思い出させてくれましたが、午後にはほとんど消えて、今日はいよいよ春が近いのかなと思わせる日和です。医院グループを立ち上げてもうすぐ一年が経ちます。おかげさまで、大きなトラブルもなく順調な一年でしたが、これからも、より充実した医療を提供できるよう努力していきたいと思います。


4月からの新しい診療体制のことを説明させていただきます。例年、春から夏にかけて皮膚科は患者さんが増える季節です。特に受診患者数が増えるのはやはり土曜日で、長い待ち時間と短い診療時間に患者さんの不満も多くなります。特に今年は田中皮膚科医院が2年目の春夏を迎え、急激な受診数の増加が予想されます。風間皮膚科医院も昨年の院長の交代で患者さんの入れ替わりがあった模様ですが、次第に落ち着いてきて、最近では風間医師の診察を求めてかなり遠方からの来院患者も増えています。これから特に患者さんが多くなる土曜日の午前の患者さんに便宜を計るべく、両医院とも二人の医師による診療体制としました。風間皮膚科医院は風間医師と臨時医師(臨時といいましても日替わりというわけではなく、臨床経験の豊富な特定の医師です)が担当し、田中皮膚科医院では田中、兼子医師が担当します。それによって、一人ひとりの診療を無理に急ぐことなく、待ち時間の短縮を可能にします。


2007/2/28
健康サンダル皮膚炎
皮膚科医の間では有名なのに、一般の方には意外と知られていないありふれた皮膚疾患というのは結構いっぱいあります。知っていると少しは役に立つと思えるものをひとつ書いてみようと思います。

健康サンダル皮膚炎

こんな名前の病名があります。健康サンダルというのは今でも結構出回ってる、サンダルの足の裏が接する面に細かいいぼいぼが並んでいるもので、別名いぼいぼサンダルというと思い出される方も多いでしょう。コンクリートで舗装された道路を歩きなれている昨今、時に砂利道を歩くときの足の裏の心地よさは誰でも経験したことがあるでしょう。おそらくはそんな経験から考案した人と買ってしまう人がいるのだろうと思います。何を隠そうこれを書いている私自身も皮膚科医になる前に実は買ったことがあります。細かいいぼいぼがなにやら足の裏に集まっているというつぼを刺激して体を健康にしてくれそうな気がしてしまいます。しかもいぼいぼの間は隙間があって蒸れなくていいかもしれないと思ってしまいました。

しかし、この健康サンダルの不健康な面があることがわかってきたのです。このサンダルをとくに長時間はいている人の足の裏がかたくなってくることがあるのです。両足の裏の土踏まずを除く、足ゆびも含めた広い範囲が表面かさかさを伴って皮膚が厚く硬くなってきます。重症になると赤みを帯びてかゆみを伴うこともあります。水虫を心配されて受診する人や、まったく別の病気で診察中に偶然見つけることもあります。どうしてそうなるかといえば、いぼいぼの先の多くの点で体重を支えることになると、その個々の点にかかる圧力は通常よりかなり強くなるわけで、強い圧力をうけると皮膚はそれに対抗するために皮膚を厚くしようとすると考えられます。健康サンダルを中止すれば改善する方向には向かいますが、数週間や数ヶ月では目立った改善はなく、早く元に戻したいときは、それに効く薬もあります。

健康によい影響があるというデータは私が知らないだけなのかも知れませんが、そういう皮膚の異常が発生する可能性もあることは知っておいたほうがよいでしょう。健康サンダルがすべての人によくないというつもりはありませんが、皮膚科的にはやや不健康なサンダルと言えるでしょう。あまり長時間はくのはよくないと思います。何がどうあっても身長を数ミリメートル高くしたい人以外は・・・。
兼子

2007/2/15
マングローブのカヌー体験
先日お休みをもらって石垣島に行ってきました。初めての石垣島でしたが、天候にも恵まれて、アクティブな充実した旅行でした。おもしろかったのは、マングローブのなかをカヌーで入っていくツアー。以前、湖や川でカヌーをやったことはあったのですが、マングローブの中はもちろんはじめてで、独特な別世界でした。風は遮られ、強い真昼の日光は木漏れ日となって川面に反射しひるぎの葉を優しく照らし、穏やかな空気で満たされていました。水を漕ぐパドルの音とガイドさんの説明の話し声が止むと、自然のマングローブのかすかな音だけになります。ときおり聞こえてくるポンッという高いかすかな音はひるぎが海水を吸い上げているときにでる音だと教えてもらいました。のそこ観光のガイド兼社長さん、ありがとう。楽しかったー。http://www16.ocn.ne.jp/~nosoko/
マングローブのカヌー体験
2007/1/22
はじめまして
 初めまして、田中皮膚科医院院長の田中正明です。昨年6月に開院して、はや半年余りが経過しました。開院当初は院長、スタッフともども医院開業の業務は不慣れで戸惑うことも多く、来院された皆様にはいろいろご迷惑をおかけしたと思います。最近スタッフの人数も揃いつつあり、ようやく少し余裕が出てきたようです

 15年あまり勤務した病院を辞してその病院の近くに開業したわけですが、病院勤務時代は来院される患者さんは午前中心の診察時間の関係などから、高齢者と小学生以下の子供さんが殆どでした。開業してみると中学以上の学生さんや勤労現役世代の患者さんの多いこと、またその症状の重さ、問題の複雑さに驚かされ、やり甲斐も感じています。

 開業以外での昨年度のトピックスとしては、我が家の隣の空き地が売りに出されましたので、少し無理をして購入し、約50坪で家庭菜園を始めました。こちらは全くの素人で、しかも無農薬にこだわったため、畑の上にはモンシロチョウが乱舞し、アオムシ、ヨトウムシだらけとなり、キャベツ、冬菜などは虫の残り物を食べるような状態となりました。それでも大根はミニチュアサイズですがなんとかまともなものが出来ました。現在はタマネギに挑戦中です。この道の先輩の皆さんのアドバイスをよろしくお願いします。
田中正明

2007/1/18


2006/12/4
プリントゴッコと固形石鹸
 

 今年もあと残すところ約1ヶ月になりました。12月に入るとそろそろ年賀状が気になります。「今年こそは年賀状を早めに郵便局に出そう」と思うのですが、いつも1230日になってやっと、できたてでホカホカの年賀状(プリンターが熱くなるため一部は本当に温かい)を郵便局に出しています。届くのは13日頃でしょうか。


それでも手書きで年賀状を書いていた頃を思えば非常に楽になりました。1日あれば優秀なパソコンとカラープリンターのおかげで簡単に、表・裏ともにカラフルなデザインのオリジナル年賀状が作れます。思えばこんなことができるようになったのは10年程前のことではないでしょうか。私は昭和57年に結婚しましたが、58年の夫婦で初めて年賀状を作ることになったときにプリントゴッコ(使ったことがある方は30歳以上?)というお手軽に作れるガリ版印刷機のようなものを購入しました。デザイン考案と刷り係は私でした。丁寧に一枚一枚刷り、妻がそれを受け取り重ならないように並べるという共同作業で年賀状を作っていました。刷り上った年賀状が早く乾くようにと、住んでいたアパートの6畳2室や狭い台所の床いっぱいに広げていたことを思い出します。子供がハイハイできるようになってからは、乾かしている間にくしゃくしゃにされないように子供が寝た深夜に刷っていました。使ったことがある方はわかると思いますが、インクが滲んだり、また印刷面が少々よごれたりしました。すべての年賀状が均質に出来上がるのではなく出来の善し悪しが出来ました。失礼があってはいけない方には厳選したものを送っていました。今のパソコンによる年賀状作りと比べ物にならないくらい手間がかかりましたが、それでも当時は「手書きと比べれば楽でいいね」と家内と話していたのを思い出します。今では我が家のカラープリンターが長い眠りから覚めて、年に一度だけのご奉公とばかり、熱くなって徹夜で頑張ってくれます。おかげで私はプリンターがしっかり働いているかときどき見に行くだけでよくなり、また妻はコタツで出来上がりを寝て待つだけになりました。パソコンを使いこなしている10歳代の方でもプリントゴッコを知らない方はほとんどいないのではないでしょうか。


アトピー性皮膚炎や乾燥肌の方で頭皮が痒くなることがあります。空気が乾燥する冬に強くなる傾向があります。頭皮だけでなく額、耳の後ろや項などに皮膚炎がある場合はシャンプーやリンスが刺激となって生じる可能性があります。そのような方にはしっかり治療するだけでなく、再発予防に低刺激性のシャンプーを使っていただくよう指導します。ときに石鹸シャンプーや固形石鹸を使用することもお勧めすることもあります。あるとき、「私が子供の頃にはシャンプーなどはなくて、ほとんどのひとは固形石鹸で洗髪していた」という昔話をしたところ、若い患者さんがひどく驚いていたことがありました。固形石鹸で洗髪していたことがあったことを知っていたのは、当院のスタッフでは私とほぼ同じ年齢の看護師だけでした。さすがに40年以上前のことなので仕方ないことなのでしょう。

風間 隆

2006/11/18
はじめまして
  初めまして。かねこ医院グループ風間皮膚科医院院長の風間です。新潟市生まれで、大学受験浪人で過ごした京都での1年間と大学院生時代の国内留学の数ヶ月を除き、新潟から離れたことがありません。新潟大学医学部皮膚科学教室に20年間在籍し、学生指導、基礎研究、そして診療を行ってきました。この間に7名の大学院生と研究する機会がありましたが、その中のひとりが兼子理事長です。大学を辞めた後、木戸病院皮膚科部長として5年間診療に従事し、臨床医として貴重な経験することができました。このたび縁あって今年の4月にグループの一員として当院の院長に就任しました。今までの経験を生かし、診療に励むつもりです。

グループに参加してもうすぐ8ヶ月になります。新潟大学や木戸病院時代の病院の外来と比べると、夏に来院される患者さんの人数が多いことにはとても驚かされました。病院時代と同じ診察スタイルを続けてしまったことと、私が新入りで不慣れであったために、患者さんには待ち時間が長くなり大変ご迷惑をおかけしました。しかし、皮膚の状態を把握するためになるべく全身の皮膚を見せていただくこと、そして皮膚病がなぜ起こるか、そしてなぜその治療が必要かといったことを患者さんに理解していただくように説明するという今までの自分の診療スタイルは今後も続けて行きたいと思います。ひとりの患者さんにかかる時間が長くなり、待ち時間が長くなるかもしれませんが、診察が終わった後に各患者さんが少しでも皮膚病の不安を解消できるように努力して行きたいと思います。また、患者さんにスキンケアのこと、皮膚病のことについて理解していただけるよう、診察室のパソコンモニターに私が作ったイラストや解説を流しています。興味があれば待ち時間の間に眺めてください。また、帰宅後にも疾患について勉強できるようにプリントもいくつか作成しています。秋も深まり患者さんの数も少なくなりました。少し余裕が出たこの時期に、みなさんの役立つ資料は種類を増やしていく予定です。よろしくお願いします。


風間 隆


2006/11/1
かねこ医院グループのことを少しでも身近に感じていただけるようにと、医師が交代でブログ作成をすることになりました。
話題は医院にまつわることや、各医師の趣味や興味ある事柄になるでしょう。ブログを通して、各医師の人となりや医院の雰囲気が伝わり、警戒することなく安心して受診していただければと思います。第一回は私のプロフィールを一つ。私は体を動かすことが好きで、スポーツはほとんど何でも好きです。ただ現在、加齢と不摂生で激しいスポーツは命とりになるので、 今はゴルフと散歩が関の山です。ゴルフは毎週でも行きたいのですが、色々事情があって、ここ数年は月一回かそれ以下に激減しています。散歩は特に目的地もなく、行き当たりばったりで歩くことが多いですが、夜の散歩は物騒なので街灯が明るい近所をぐるぐる回っています。休みの日の朝早く、子供のように早起きしてしまうと、10km以上散歩してしまい、帰りはバスを乗り継いで帰ったこともあります。ひとりで歩きながら、ゆっくり考えごとに耽るのが楽しみです。もし将来、長期の休暇をとれたら、やりたいことの一つとして、徒歩で旅行してみたいなどと考えています。徒歩旅行をネットで検索してみると、実際やってるひとがいるので勇気づけられます。
兼子

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